色選びのコツ!プロが教える、外壁塗装・屋根塗装において失敗しない為には・・・?
「そろそろ外壁塗装を行わなくてはならない・・・しかしどんな色に塗り替えたらいいのだろうか?」こんな風にお悩みになられている方も多く拝見します。
今回は外壁塗装・屋根塗装において失敗しない色選びのコツをご紹介します!
色の選び方がわからず、施工完了後に後悔される方もいらっしゃいます。そうならないようにどこに気を付けて色選びをすればいいのか、施工会社にどのように相談すればいいのかなどなど、ぜひ最後までご覧ください!
塗装は10年に一度の大きなお買い物です。後悔、失敗することのないような色選びをしていきましょう!
目次
- ①外壁塗装・屋根塗装でよくある失敗例3選
- ②色選びにおいて失敗しないポイント3選
- ③風水から考える色選び
- ④意外と知らない汚れや色あせが目立つ色・目立ちにくい色
- ⑤カラーシュミレーションを活用してイメージを形にしましょう!
- ⑥まとめ
①外壁塗装・屋根塗装でよくある失敗例3選
まず最初に、よくある失敗例を3つほどご紹介します。
主に外壁塗装においての失敗例になりますが、ツートーンに色分けが出来たり、より広い面積を塗り替える部分になりますので注意が必要です。また、外壁においては塗り替え後もご自身の目によく見える場所になりますので失敗しない為には色選びを慎重に行わなければなりません。
あらゆる失敗例を把握することで同じような失敗をしないようにしましょう!
・仕上がりがイメージと違う 艶が出すぎたなど・・・
→仕上がりが思ってたものと違う・・・こちらが外壁塗装の失敗事例で最も多い事例です。原因としてはカタログの色見本だけで担当者と色打ち合わせを行ってしまい色を決定してしまった事です。また、色打ち合わせにおいては多くの色を検討しているうちに「この色もいいな・・・」「この配色もいいな・・・」と様々なイメージが湧いてしまい頭が混乱してしまうことがあります・・・10年に一度のお買い物で失敗したくはありませんよね?そうならないように、夫婦でしっかり話し合うこと、そして「この色をベースに配色していく!」と色打ち合わせの前に決めておくことが重要です。
また、艶が出すぎてしまってイメージと違うというパターンもあります。原因は、艶の事を考えていなかったことです。塗装を行うと新築の時よりも間違いなく艶が出ます。艶が出るということはコーティングがしっかり行われているのでいいことではあるのですが、仕上がりのイメージと印象に大きく影響が出てしまいます。塗料には艶を抑えたものや油性塗料、水性塗料など多くの種類があります。色打ち合わせの際に施工会社には必ず艶の有無については確認するようにしましょう。
・屋根や冊子周り、玄関とのバランスが合わない
→色が変わらない箇所を考えた色選びをしましょう!
外壁塗装では、冊子周りやアルミ部分、玄関ドアなど、塗れない箇所があります。その個所の配色を考えずに色を選択してしまうと、冊子周りだけが浮いてしまったり・・・玄関ドアが重くなってしまったり・・・バランスが合わない配色になってしまうことに。
塗る事の出来ない箇所、色の変わらない箇所は事前に把握しておくことが失敗しないポイントです!
・近隣から浮いてしまった ご近所トラブルなんてことにも・・・
→明るい色や派手な色を選択してしまい、ご近所から浮いてしまうこともあります。
どの色を選択するかはもちろん自由ですが、派手になりすぎてしまい近所の景観から浮いてしまうようなこともあります。またそれゆえに裏で何か言われたり・・・特に住宅街のように隣家との距離が近い場合は注意が必要です。
そうならない為には近隣に溶け込む色をあらかじめ確認しておくと良いでしょう!お隣さんやご近所の外壁の色や屋根の色、その色を用いれば浮いた色選択になることはまずないはずです!どうしても明るい色を選びたい場合は施工会社に相談してみましょう。差し色程度に抑えることもお洒落な色選択のポイントです!
②色選びにおいて失敗しないポイント3選
・艶なし塗料を使用する!
意外と知らないつやの有無。塗装後の印象はつやの有無によって大きく変わってきます。つやの程度は、つや無し・3分・5分・7分のいずれかになります。
つやの程度は職人の技術で調整するものではなく、メーカーの製造時に決まります。色打ち合わせの際はつやについてもしっかり話し合っておきましょう。
・冊子周りや玄関ドアなど、塗らない箇所に合わせた配色にする
外壁塗装をするときは、外壁の色をどうしようかなど外壁のことをメインに考えがちですが、冊子周りやドア、屋根との相性、バランスを考えることが重要です。
冊子周りや玄関ドアはアルミの素材で構成されいる事がほとんどで塗れないことが多いです。つまり色を変更することが出来ない部分ですので、その部分との色の相性が悪いと浮いてしまった印象になることも・・・
また、屋根においては面積も広いため外壁の色の相性はとても重要な要素です。
色の相性やバランスを重視して色選びを行うことで失敗を防ぎましょう。
・ご近所に溶け込むような色を選択する
塗装をしたがゆえにご近所様とのトラブルに発展してしまうことも稀にございます。
あまりにも奇抜な色合いを選択してしまったがゆえに近隣の景観に合わず浮いてしまった場合です。もちろん色の選択は自由ですがこのようなケースもある事を理解しておきましょう。
そうならないためには、ご近所さんに屋根の色・外壁の色から色を選択すると浮くことはないので安心です。また、緑の多いような場所でしたら緑に溶け込むような色、茶色などを選択するとよりオシャレになります。
色を選択する際は遠目からマイホームを見てイメージを膨らませておくことが重要です。
③風水から考える色選び
せっかくの塗り替えだし色を変更したいが決め手がなかなかない、夫婦で意見が食い違っていて判断に困っている。このような方も多いのではないでしょうか?
実はマイホームで風水効果を最も発揮する部分は外壁であるということをご存じでしょうか?風水をもとにお色を選ばれる方も実は多くいらっしゃいます。
下記に外壁における風水の効果を載せておりますので参考にしてみてはいかかでしょうか?
④意外と知らない汚れや色あせが目立つ色・目立ちにくい色
外壁塗装において、汚れや色あせが目立つ色、目立ちにくい色があることをご存じでしょうか?塗装を行った直後は新築時のように綺麗な外観ですが3年もすると色あせが目立ったり、目立たなかったり。使用している塗料の影響や職人の施工技術にも左右される点ではありますが、ここでは色による色あせの影響と汚れの目立つ色か否かについて詳しく解説していきます。下記を参考に大切なマイホームをより長く綺麗に保つための参考にしてください。
汚れや色あせが目立つ色
白、黒、原色。この三つは汚れや色あせが目立つ色です。
下記にそれぞれの特徴を解説していきます。
白
お洒落で明るいイメージの白ですが、残念ながら汚れが目立ってしまう色としてよく挙げられております。白という色は、何色にも染まってしまうので土埃や苔、藻なども目立ってしまうのが欠点です。画用紙やメモ帳、色紙やサイン用紙も白であることが多いことを考えるとイメージが湧くかもしれませんね。どうしても白を選びたいという方は、少しグレーがかった白や、クリーム色を選択すると良いでしょう。
黒
実は白とは全く別の理由で黒も汚れが目立つ色とされております。黒い車は汚れが目立ち洗車が大変だと聞いたことはないでしょうか?なぜ黒い車が汚れが目立つのかというと、黒色と汚れの色の相性が悪いからです。実は外壁にも同じような事が言えます。
黒はシックで都会的なイメージがあり人気色でもありますが、このようなデメリットもあることをしっかり理解しておきましょう。
原色
原色とは赤・青・黄色の事を指します。その中でも赤と青に関しては汚れが目立ち色あせしやすい色です・
特に原色のどの色にも言える事ですが、紫外線による色あせが目立ち綺麗な状態を保つことが非常に難しくなっております。
「せっかく外壁塗装をするなら原色を使って個性を出したい」という方はご注意が必要です。
汚れや色あせが目立たない色
一般的にベージュやアイボリーなどの淡い色、グレー、茶色、緑の4色は汚れが目立ちにくく、色あせもしにくい色と言われております。なぜ目立ちにくいのか、それぞれの色について詳しく解説していきます。
ベージュ・アイボリーなどの淡い色
結論から申し上げますと、カビやホコリなど汚れの色は中間色、つまり淡い色であることが多いため汚れが目立ちにくくなります。
また、アイボリーやベージュにおいては、土埃、砂埃、排気ガスによる汚れが目立ちにくいとされており、近所に畑や公園があるご自宅、交通量の多い国道に面しているご自宅には一般的におススメとされております。汚れは気になるが白系の色にしたいと考えている方は白に近いアイボリーを選ぶと良いでしょう。
ナチュラルで温かみのある雰囲気にイメージチェンジできるでしょう。
グレー
外壁の色選びにおいて最も人気のあるカラーがグレーです。理由としては、どの汚れにも比較的目立ちにくいという万能性があるからです。
色選びの際に悩まれた場合はグレーを選択すると無難とも言えるでしょう。
ご自宅の雰囲気も爽やかで落ち着いた雰囲気に変わります。
茶色
茶色もアイボリーやベージュと同様に土埃、砂埃、排気ガスにより汚れが目立たない色です。アイボリーと比較しますと色が茶色ということもあるので赤土などが舞ってしまうような場所ですとおススメです。また、汚れが目立たない方がいいが淡い色は嫌だなと考えている方にもピッタリです。
重厚感のある仕上がりになりますので高級な雰囲気になるでしょう。
緑
緑においては、藻や苔が目立ちにくい色です。湿気が多い気候で藻が生えやすいようなところにお住いの方にはおススメできる色です。また、一言で緑と言っても黄緑やモスグリーンなど様々な色がありますので緑をもとにお洒落に塗り替える方も多く、人気色となっております。
木々や緑が豊富な場所にお住いのかたは景観に溶け込んで自然を感じることのできる落ち着いた雰囲気になるでしょう。
⑤カラーシュミレーションを活用してイメージを形にしましょう!
外壁塗装をしたい。でもどんな色がお洒落なのか?どの組み合わせが調和の取れているものなのか分からない、というお悩みを抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ご近所さんとの調和や、屋根とのバランス、景観を損ねてしまい浮いてしまわないかなど、色選びは外壁塗装において最も施主様が頭を悩ます点かと思います。
そんな重要な決断を手助けするものがカラーシュミレーションです。
インターネット上で無料のものも数多くありイメージを膨らませたり形にする際に強力な味方になってくれます。
下記にリンクを張っておりますので是非ご活用ください。
⑥まとめ
今回は外壁塗装における失敗しないための色選びのコツを解説していきましたがいかがでしたでしょうか?失敗しないためには艶だったり近所の景観だったりと多くの事を考慮しないといけないので大変ですよね。ご夫婦で相談したり担当者の方と念入りに打ち合わせを行い後悔のない塗装が行なえることを祈っております。お読みいただきありがとうございました。