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屋根塗装は足場無しでできる?~メリットとデメリット~

屋根塗装の見積をもらったが思ったより費用が高かった、何とか費用を抑える方法はないのか・・・などとお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?そのため、足場を架けずに屋根塗装を行えないか?と塗装業者の当社も多く問い合わせを受けます。確かに、屋根なので梯子などで上ってしまえば屋根塗装を行えるのではないか?と考えるのはよくわかります。しかし、様々な要素から足場は必須です。その理由や足場のメリット・デメリットなどを中心に今回はお話していきます。どうぞ最後までじっくりお読みくださいね。

目次

①結論

結論から申し上げます。屋根塗装に足場は必要です。なぜなら、厚生労働省が定める「労働安全衛生規則」では、2m以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要があると定められているからです。
一般的な二階建て住宅の屋根の高さは6m~8mです。平屋の場合でも3m~5mです。また、屋根には勾配がありますので屋根に上っての施工は足元がかなり不安定な中での作業になります。また、10kg以上もある塗料を持っての作業になるので少なくとも片手は塞がっている状況です。小分けにして持っていくと作業効率が悪くなり施工日数がかさんでしまい結果的に工事費用が増えてしまいます。足場があれば万が一に際に職人さんが掴むことが出来ますし、メッシュシートも落下防止になります。
足場を架けなかったがために不慮の事故が発生してしまったら悲しいですよね・・・職人を守るため、作業の質を上げるため、何よりご自身のために足場は必ず架けて施工を依頼するようにしましょう。


②足場有のメリットとデメリット

結論でもいくつかご紹介しましたが、ここでは足場有りの際のメリットとデメリットを箇条書きでまとめました。
~メリット~
・職人の安全を確保できる
・事故発生のリスク低減
・作業効率のUP 施工日数の短縮に繋がります。
・淵部分などの細かな個所の施工品質UP
・御近隣への塗料飛沫防止

~デメリット~
・15万円~20万円ほどの費用がかかる


③足場無しのメリットとデメリット

次に足場無しの際のメリットとデメリットになります。
~メリット~
・足場代分費用削減

~デメリット~
・作業効率の悪化
・御近隣への塗料飛沫 御近隣トラブルの発生
・職人の作業効率の悪化 施工日数の増加
・施工品質の悪化
・事故発生のリスクがある事

メリットとデメリットをそれぞれまとめましたが、本記事をここまでお読みになっている方は費用を抑えたいと考えている方がほとんどでしょう。ここでよく考えていただきたいのですが、確かに足場を架けずに施工すれば費用は安くなります。しかし、施工日数がかさんでしまいますので足場代分安くはなりません。そして作業品質の悪化、こちらも良くお考え下さい。どうしても足場が無いと作業できない箇所もあります。職人も自身の安全を第一に作業します。足場が無いために下地処理が不十分だったため塗料のパフォーマンスが十分に発揮できずに耐用年数が短くなることもございます。そうすると次回の塗り替え時期が早まります。簡単に言うと、30年で2回の塗り替えで済んだものが、足場を架けないことで30年で3回塗り替えなければならない可能性が高いということです。長い目で考えたときにどちらが安く済むのでしょうか・・・?


④悪徳業者を見分ける3つのおまじない

塗装業者にも様々な会社があります。そして悪徳業者が多くいることも事実です。ここでいう悪徳業者とは、格安で施工を請け負い手抜き工事を行う会社や、必要ない工事項目を追加し高額な請求をしてくる業者の事です。
正直に申し上げますと書ききれないほど様々な手段でお客様の心に入り込み施工にこじつけます。
ここでは悪徳業者を見分けるための3つの質問をご紹介します。塗装を検討している方は必見です。見積りを取得した業者に質問をぶつけてみましょう。

・見積り金額の根拠を教えて?
→シンプルイズベストです。これに答えられない業者は悪徳である可能性が高いです。見積り金額とは、会社の利益や材料費、足場代、消耗品、施工日数、人件費など多くの要素から構成されている金額です。塗装工事はお安いお買い物ではございませんよね?その値段の根拠も説明できない会社からそんな高いもの買いたいと思いますか・・・?根拠を説明できないということは不透明な金額や要素が含まれていると思ってください。つまりボッタくりですね。気を付けましょう。

・施工する職人さんに挨拶できますか?
→自社施工でない会社は対応することは難しい可能性があります。つまり下請け業者さんに施工を依頼する会社です。このような場合は仲介業者がいるため必要以上にマージンを取られてしまいます。同じ品質の施工を他社では40万も安く行えたなんてこともあります。必要以上に費用がかさむのは誰でも嫌ですよね・・・?そしてお客様と契約したのちに下請け業者さんを探すことがほとんどです。かなり安値で下請け業者に施工を依頼するので、下請け職人さんも薄利です。人によっては材料費を抑えて利益を得ようと考える人もいます。非常に悲しいですがこれが塗装業界の現状です。作業してくれる職人さんに契約前に会える会社を選びましょう。

・平米数はどのように算出したの?
→相見積もりを取られる方がほとんどなのではないでしょうか?その際に数社から見積書をいただくかと思いますが、記載されている平米数に誤差がありませんか?この場合多少の誤差(10㎡ほど)であれば問題ございませんが10㎡以上の差がある場合は注意が必要です。見積書の見栄えをよくするためにあえて少なく平米数を記載している会社が中にはあります。その平米数のまま、下請け業者に仕事を投げて実際の平米数と違うことがそこで発覚します。下請け業者さんは見積書の平米数で材料を用意している為、もちろん材料が足りません。追加で頼めば問題ないのですがそうすると下請け業者さんは利益が残りません。手抜き工事の可能性が大です。
平米数の計測は、施工会社によって様々です。そもそも平米数とは平方メートル(㎡)のことです。ご自身でもメジャーさえあれば計測できます。計測方法や根拠を説明してくれる会社とご自身が納得できる回答をしてくれる業者さんを選びましょう。


⑤まとめ

今回は足場有無のメリットとデメリットを中心に解説させていただきましたがいかがでしたでしょうか?施工中の事故や御近隣トラブルなど、足場が無いことによるリスクはかなり大きいです。費用を抑えたい気持ちは十分に理解できますが、長い目で見たときに足場はあった方がお得と言えるでしょう。塗装は決してお安いお買い物ではございません。ご自身の大切なマイホームをメンテナンスする業者選定にも厳しい目を持って取り組むようにしてみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(__)m